
口から食べるという動作は、消化器だけでなく、
視覚、味覚、嗅覚などの五感を刺激し、
各部の筋肉など多くの身体機能を使うため、
全身によい影響を与えます。
しかし、体力が低下しているときや、薬や病気などによって嚥下の機能が落ちている場合、
あやまって気道(気管)に入ってしまい、誤嚥性肺炎を引き起こす可能性が高くなります。
当院における摂食嚥下外来の流れをご紹介いたします。
内視鏡を用いて摂食嚥下機能をチェックいたします。
誤嚥性肺炎を防ぎつつ、いつまでもお口から食事がとれるように必要な嚥下機能評価をいたします。
当院では、お口のリハビリや管理栄養士による食事指導なども行っております。
嚥下内視鏡検査(VE)とは、鼻から内視鏡(カメラ)を挿入する検査のことです。
所要時間は10分〜30分程です。
鼻から内視鏡を入れた状態で、食物を口から食べて頂き、
食物の咬みぐあいや混ぜぐあい、飲み込みの様子を観察します。
この検査によって、口の中から喉に流れてくる食品の様子を実際に見ることができます。